今週で上映終了ということで、見納めに観て来ました。これで通算4回目...。

さすがにダレるかと思ったけど、大画面で見れるのはこれが最後かと思うと、食い入るように観てしまった。

ああ、ほんとよく創ってくれたよなぁ、こんな映画(感涙) それも後でTVで...とかじゃなく、映画館で見れてほんっとーに良かった。

映画としての出来がどうかというのは、映画通じゃない私にはまったく分からないんだけど、そんなのは超えたところにこの映画はあるのです。私にとっては。

子供の頃、暇があれば本を読みまくってたあの頃、最も印象深い、宝物のような本、「ナルニア国物語」についてはこの日記にも以前書きました。それと双璧を成すぐらい大好きなのが、この映画の原典であるホメロスの「イーリアス」なのです。

小学校の図書館にずらっと並べてあった、世界の民話・神話シリーズ。全て読んだ中で、私にとってダントツに面白かったのがギリシャ神話でした。

目に付くギリシャ神話関連の本を片っ端から読んでいくうちに、繰り返し出てくるこのトロイア戦争の物語がどんどん魅力的に思えてきて。低学年向きの本には簡単なあらすじだけだったのが、高学年向きになってくると、事細かなエピソードなどが肉付けされ、立派な読みものになってくる。

そして惚れました。お話の中の登場人物に(笑)

本の中の人物に惚れたのはこれが初めてじゃなかったかなぁ。ナルニア国物語は、高学年になって読み直して、ピーターに惚れましたが(笑) 多分それより前かな。

誰に惚れたか。それは、この映画で一番魅力的に美化された人物です。なので、この映画は私にとって文句のつけようのないスンバラシイ映画となったのです。ははは。

おっと長くなったので映画の感想は次回に。
特に大ファンというわけでもなく、今ではTVアニメの方は見たり見なかったりなのだが、なぜか映画だけは観に行ってるこの作品。

ダンナと次男坊にはお留守番してもらい、長男と出かけたのだけど、実は長男坊はワンピースをほとんど知らなかったりする。
純然たる子供映画を、いい年した大人が一人で観に行くのはやはりためらわれるので、ていのいいカモフラージュなお供さんなのだ(笑)

でまあ、せめてものお礼として彼には大好きなポップコーンとジュースのセットを買ってあげるのがこういう時の慣例になっている。

今回も上機嫌で売店のカウンターに私を引っ張って行った彼。よしよし、君が嬉しそうだとママも嬉しいさね。さて会計を...とバックを探ったらば...ない!! 財布がない!!

ショーック。なんと財布を忘れてしまった。

地下鉄はカード、映画の鑑賞券は前売り券だったので、売店で現金が必要になるまで、財布がないことに気が付かなかったのだ。

映画より何よりポップコーンめあてだった彼は大ショック。

「お金、借りてくればいいでしょ!!」

あー。ATMのことね。でも財布ないの。カードないのよ。身分証明書(免許)も財布ん中だし、借金すらできませんわ(苦笑)

バックとコートのポケットというポケットをひっくり返して、なんとか出てきた小銭、100円玉2枚。200円じゃ、ポップコーンとジュース、どちらかしか買えません。

結局、彼はポップコーンを選び、映画の途中で喉が乾いた、やっぱりジュースにすれば良かったとブツブツ文句を言っておりました。 すまん。

映画の後はランチでもして帰ろうと思ってたのに。せっかく街中まで出てきたのに、どこにも寄らず直帰するはめに。なさけなーい一日でした。

あ、映画の感想。

...なんか違和感ありまくりだった。作品にあまり特別すぎる思い入れがないので、とりあえず映画はいつも楽しめてたんだけど、今回はなんか違った。

声優さんじゃない人が、何人か声やってたのかな? 作品のハイテンションさと、声の演技のトーンが合ってなかった。

あと、おなじみのメインキャラもなんか杜撰な扱いをされてたような気がする。なんだろう、なんかそれぞれの持ち味みたいなものは外してないんだけど、それがストーリーの中で生きてなくて、とってつけたような感じ。

キャラが物語りを作ってるっていうより、まずストーリーがあって、そこにむりやりキャラを押し込めたような感じといえばいいのか。

上手くいえないけど、なんかヘンな感じだった。断続的にはいる小ネタは子供にはウケてたけどね。
本日はレディスデーということで朝イチで映画館へ。

札幌シネマフロンティア。10時上映の「半落ち」目当てで行ったんですが...。どうしちゃったんでしょう。発券カウンターに
今まで見たことないくらいの長蛇の列。何があったんだシネマフロンティア。

結局カウンターに辿り着くまでに「半落ち」の券は売り切れてしまい、仕方なく(オイ)この映画を見ることに。

ラブ・コメディなんですかね? ジャンルは。
まあ、面白かったです。難しく考えることは何もなく、軽いノリで楽しめます。

ていうか、冒頭の空港での「愛があふれてる」シーンで既にとても幸せな気分になれました。はは。誰かを想い、想い返されて幸せに輝く笑顔というのはほんとにいいですな。

小説家とポルトガル人女性の恋が一番ハッピーで良かったかな。

役者さんとしては...夫の不貞疑惑にショックを受ける妻役のエマ・トンプソンがさすがの存在感だった。クリスマスプレゼントのシーンは胸を突かれたよ...。

そして新郎の親友に想いを寄せられる新婦役のキーラ・ナイトレイ。めっちゃ綺麗。そりゃ親友も惚れるわな。「パイレーツ・オブ・カリビアン」にも出てた人なのね。好みです。

スタンダートなラブソングが効果的に使われていて、洋楽に詳しくない私でも十分楽しめました。マライア・キャリーのあの曲ってこういう歌詞だったのか、って今頃知ったり(笑)

しかししかしアメリカ人の扱いはあれでいいのだろうか? あれって一般的なイギリス人のヤンキー観なの?