「ママは小学生の時、好きな人いた?」

小3の長男坊が何気なく聞いてきた。

「うん、いたよ。」

「どうしてその人と結婚しなかったの?」

うおっとい。そうきたか。

もうそんなこと気にする年なのねぇ。こないだのクラス懇談会でも、「まだ可愛いもんですけど、そろそろ男子は色気づいてきてます。」 なーんて先生も言ってたっけ。

「うーん。まあずっとその後好きだったわけじゃないしね。学校も変わるし。」

「ふーん。」

なんだか分かったような分からんような顔をしていた長男坊。でもそれ以上興味もなかったようで、あっさり話しは終わった。

我が身を思い返せば、今の長男と同じ年くらいの頃、幼馴染の男の子のことが好きだった。生まれた頃からずっと一緒で、いつから好きだったのか分からないくらい。大きくなったら結婚するんだと本気で思ってた。

幼い恋でしたなぁ。

ふと思いついて、長男坊に今君は好きな子はいるのかと聞いてみた。

「うん、@*ちゃん。」

...うぉーい。幼稚園の頃から変わってないじゃん。
一途やねぇ。残念ながら一方通行な想いなんだけどさ。もうクラスも変わっちゃったし、別にお気に入りの子ができたかと思ってたのに。

ちょっぴりせつなくも変わってない坊主になんとなく安心したり。

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