「女の人は大変だね。男は威張ってるだけでいいのにね。」


宵っ張りな我が子達。なんとか21時までに寝かせようと、布団にせきたてる毎日。下の子はまだ私が一緒じゃないと寝ないので、私も並んで布団に入る。

「ママは後で起きるの?」 と長男。

「起きるよ。パパ帰ってきたらご飯用意しないといけないでしょ。」

布団に入ったものの、なかなか寝てくれない子供達にイライラしながら、投げやり気味に答えた私。それに対するご長男殿のしみじみとしたお返事が冒頭の台詞。


はははははは。

別にうちのダンナは殊更威張ってるわけじゃない。でも自尊心の強い人なので、私はそれを損ねないように結構気を使ってる。

父親が外で働いてる姿を、子供達は目にする事ができない。家の中では父親はほとんど働かない。一人家事をやってる母親は、子供の目からみて、大変そうに見えるんだろう。

...専業主婦としては恥ずかしいくらい手抜き家事なんだけどね。

パパは外で働いてるから、疲れてるから、家のことはママがするんだよ。お母さんも働いてるおうちはまた違うし、逆のところもあるよ。

って話したけど、どこまで理解したやら。

...でもやっぱり、家事云々だけじゃなく、夫婦の力関係を感じ取ってるんだろうな。パパ>ママの図式。

そして世の中を見渡しても大抵そういう力関係で。TVその他からもたらされる情報にもそういった傾向は必ずあって。こんな幼い子が、「ママは大変」じゃなくて「女の人は大変。」と一般化してるのは、そういうことなんだろう。

ジェンダー・フリーな世の中はまだまだ遠いか...。

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