夜驚症と...

2003年11月14日
うっわー...。久しぶりに出た。

長男の夜驚症。

いや、専門家に診断してもらったわけではないので、正確なところはわからないのだけど、症状からみてそう判断している。

寝入ってから2時間ぐらいたった頃、いきなり布団からムクっと立ち上がって泣き出した。

片手を頭上にまっすぐ上げ、掌だけを直角にパタパタ曲げる動作を繰り返す。
続けて、両頬をパンパンと両手で叩き出した。

声をかけても反応なし。

何事か小さく叫びながら、おびえたように部屋をグルグル歩き回る。

抱きしめようとすると、両手で突っ張って拒否する。ぎょろっと目を見開いて、こちらを見てるのだけど、焦点はあってないような感じ。

なんか言ってるんだけど、聞き取れない。唯一、「あっちが、かつっしょ。」 とだけ。かつ...勝つ? 

2〜3分で落ち着いたのか、動きが止まる。少し会話もできる。でもなんか夢の中で会話してるような微妙な感じ。

さっきの彼の真似をして、両腕を上げて見せたら、とってつけたようにニッコリ笑ってガッツポーズ。そのまま布団へ入って寝てしまった。

...ふー。もう慣れたけどね。

赤ちゃんの頃からよく泣く子で、夜驚症もその延長のような感じでずっと続いてる。だんだん頻度は少なくなってきてるけど、体が大きくなってきてる分、動作が派手になってきて、なかなかに不気味だ。

3〜5歳の頃はただただ泣いて歩き回るだけだったけど、今では何事か口走ったり、今みたいに機械仕掛けのような動作を激しく繰り返したり。

ずーっと続いてる事だから慣れちゃってるけど、いきなり今のような事をやられてたら、きっと何かオカルティーなモノを連想してしまうだろうぐらいには不気味だ(笑)
...脳の神経とか上手く繋がってないのかなー。なんかの解説書に100人に1人ぐらいの確率...ってあったけど...。

...100人に1人...嫌な確率だ。これは先天性心疾患の子供が生まれる確率と一緒。

そして彼はその先天性心疾患の子供なのだ。

心房中隔欠損症。心臓の両心房の壁に穴が空いていて、血が逆流してしまう病気。穴が小さければ、見た目に症状はでないけど、少しずつ心臓や肺に負担がかかり、臓器が疲弊していく...。

今年の春、小学校入学前の身体検診で初めて発覚した。

ショックだった。大概のことには鷹揚で、次男のアトピーに関してもたいして気にしてなかったのだけど。これはこたえた。

どうしてうちの子は二人とも。3人、4人、何人生んでも何の問題もない健康な子供の家庭だってあるのに。

どうして健康に産んであげられなかったんだろう。

この子は将来どうなるんだろう。

手術しなければならないんだろうか。この小さい体に、そんな負担を強いなければならないんだろうか。

心疾患では比較的簡単な手術と聞いて少し気を休めてみたり、同じ手術の医療ミスで死亡した子供のニュースを目にしてまた不安になったり。

...あ、いかん。暗くなってきた。
色々考えても仕方ない。そう、考えてなんとかなることはいくらでも考えればいいが、なんともならんことは考えないに限る。

さ、また明日も子供達と頑張るぞー。日々是同じ日無しってね。

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