口調が思い出させる

2001年6月13日
なんとはなしにつけているTV。最近いつもニュースの大きな時間を占めてるあの悲惨な事件。その犯人の父親とかいう人のインタビューが流れるたび、嫌な気分になる。

ああいう話し方をする人を私は知ってる。

「ダカラワシハイウタンジャ」 

まるで他人事。自分は何も悪くなく、正しい見識を持って予見し、善処してきたかのように振舞う。

尊大なまでの自信と、深いコンプレックス。自分が考える自己像と現実とのギャップを、常に自分を認めない周囲や社会のせいにして、鬱屈した怒りを抱える人。

他人を貶め、ののしることで自分という存在を誇示せずにはいられない卑屈さ。粗野なようでいて、損得を敏感に嗅ぎ分け、強い者に対しては親愛な顔を見せつつ、弱い者をその鬱屈した感情のはけ口に利用する。

でも、本人はそんな自分の行為を自覚していない。
その心の内にある自己像は、あくまでも高潔で、才能溢れる信望厚い理想像なのだろう。実際は誰もそんな目で見ることはないのに。


どうしてですか? 
好かれていると思っているのですか?
なぜですか?
私はあなたが嫌いです。
私の大切な人達を苦しめるあなたが。
でも苦しめてることすらあなたは気づいてないのでしょう。考えもしないのでしょう。
嫌いです。軽蔑してます。見たくもないです。消えて欲しいです。
こんな暗い怒りを抱く自分を忌みます。そんな感情を起させるあなたを忌みます。


コメント