脱臼?

2000年11月2日
あー、びっくりした。
チビをスイミングスクールへ送っていった時、後ろから人が来ているのに、ガラス戸の前でどかなかったチビ2号を、片手を引っ張り上げてヒョイと横へ移動させた。その途端、引っ張られた右腕を押さえて泣き出すチビ2号。チビを着替えさせてる間もずーっと泣いている。

とりあえず家に帰ったけど、まだ泣きやまない。試しに両手にお菓子をもたせてみたけど、左手のお菓子は口へ持っていくのに、右手は動かそうとしない。両腕を持ち上げても、右腕だけダランと力が入ってない。

こ、これはもしかして脱臼とかいうやつでは...(汗)。 

どうしよう、かかりつけの病院は今日午後休診だし...。あせりまくってタウンページをめくるけど、整形外科なんてこの近所で見たことないし、何より子供の泣き声でパニクってて全然情報が頭にはいってこない。
...そういえば、3ヶ月検診の時に股関節脱臼の疑い有りということで、一度だけ受診した病院があった! 電話で確認し、自転車で15分ほどのその総合病院へ。
空いていたからか、電話で話しておいたからか、すぐ診てもらえた。

「肩が抜けるなんて事は通常ないんですよー。引っ張っただけじゃね。転んだりとかしないと。」 と先生。
肘をぐりぐりとさわられると、嫌がって私にしがみつこうとするチビ2号。その時、一瞬腕がちゃんと曲がった。
「ああ、ちゃんと動いてますね。肘内障だったんでしょう。もう治ってきてるんですよ。」
...でも、まだダランとしてますよ...。
「15分くらい様子みてみましょう。それでも痛そうだったらレントゲンとってみますか。」

一瞬だけ肘は動いたけど、その後はやっぱり右腕は動かさない。おんぶしてる間は黙るけど、おろすと泣きだしてしまう。どうみても治ってない。

「あのー、まだ痛いみたいなんですけど...。」
「そおー?じゃレントゲンとってみます?大丈夫だと思うんだけどなー。機嫌悪いの他に原因あるんじゃない?お腹空いてるとか。」

子供の状態が普通か、普通でないかくらい分かります(怒)。

結局念のためレントゲンをとる事になったのだけど、レントゲン室の前で待っている間に、なんと! 突然右腕が動くようになったのだ! しかもいきなり機嫌がなおって、いつも通りに活発に動き回りはじめた!...さっきまで自分からは全く動こうとしなかったのに...。

ああ...ぶんぶん両腕振り回してるチビ2号と、今更とりませんとは言えなかったレントゲン写真とを抱えて再度診察室へ入るのは、めっちゃ恥ずかしかったッス...。

まあ、とりあえずもとに戻って良かった良かった。
ところで、病院へ行くためにチビをスクールの途中で迎えに行ったのだけど、その時のチビのセリフ。
「僕、途中でやめるのイヤなんだよ。」
「ごめんねー。せっかく遊んでたのにね。」
「違う!遊んでない!! 頑張ってるの!」
「あ、そうなの? 頑張ってるの?」
「うん。僕、ワッペンもらうために頑張ってるんだよ。」

そうか、そうか。こないだもらった昇級ワッペン、嬉しかったんだねー。3才児のスイミングなんて水遊びのように思ってたけど、それは大人の勝手な解釈で、君にとっては真剣な事だったんだね。お母さん、ちょっと反省&嬉しかったよ。頑張れ、チビ。その努力が報われる事を祈る!


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